2017年6月8日木曜日

住まいの健康診断

先日は神戸へ。住宅の詳細調査へ行ってきました。

築15年と比較的新しいおうちです。

総勢4名の調査員で一日。私は今回は小屋裏担当でした。



以前雨漏りの被害があったお宅でしたので、

雨漏りの有無や内外の劣化について重点的に調べます。


1分おきに温湿度を記録できる計測器や、




木材の含水量を計測できる機器。

このような精密機器も使い数字で劣化を診断することができます。





鉄筋探査機。
こちらは基礎やブロック塀の鉄筋の有無、ピッチを測ります。




調査後はノートPCで写真を見ながら調査結果の速報を住まい手さんにご報告。

後日、報告書にまとめたものをデータでお送りします。


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住宅を長持ちさせるには日々のメンテナンスが大事。

定期的に調査をすることは人間で言えば健康診断のようなものです。

また、改修前に詳細調査を行うと改修計画がより詳細に詰められます。


20名体制で行う本格的な調査から、2名で行う簡易的なものまで。

建物の規模やご要望により調査内容は様々。

わが家の健康度を一度調べてみたいという方、ご相談にのりますよ。




しましま設計室は一般社団法人住宅医協会にインスペクターとして登録しています
http://sapj.or.jp/inspect/members/














2017年6月5日月曜日

ゆったり休日

昨日は久々にゆったりとした休日を過ごしました。

金継教室に行ってずっと取り組んでいたお皿が完成。

出雲で買った出西ブルーの1枚。




これまでは銀を蒔いていたけれど、

このブルーには金を合わせたく、ちょっと奮発してしまいました。

でもやっぱり正解(満足!)




そして午後は、食べずに寝かしておいたこいつ↓で・・・






バナナケーキ。



今週の朝食やら、お茶請けやら、になる予定。

夏の気配を感じるこの頃なので、ココナッツも投入!しましたよ。









2017年5月31日水曜日

壁土を剥がす


学文殿町の家も工事終盤を迎えています。

室内はほぼ、DIY工事を残すのみとなりました。

*土壁塗り
*タイル貼り
*洗面カウンター制作
*ペンキ塗り
*障子紙貼り
*襖紙貼り

ざっと挙げてみてもすごい量…。

普段はここまで踏み込みませんが、自邸改修なので勉強の意味もこめて。

途方に暮れつつ、千里の道も一歩からということで、まずは既存土壁を剥がす作業に取り掛かります。



下地(ラスモル)から浮いてしまった土(中塗り)を落とす作業。

これは根気があれば誰でもできる作業です。


土ぼこりを立てないように丁寧に。

しばらくこの地味な作業をお仕事の合間をぬって取り組みたいと思います。




2017年5月27日土曜日

ウルシ

漆塗りワークショップのお手伝いをしてきました。

前・設計事務所のスタッフ時代から建築における漆とのお付き合いは9年近く経ちます。

塗料ですが、ペンキとは違う「深み」が特徴です。


華やかですが、派手ではなく品がある仕上がりのため、

上がり框や大黒柱などポイント的に使うことが多いです。


【施工例】
框:栗に弁柄(煤紅)着色の上、拭き漆
フロア:桧に弁柄(黄金)着色の上、拭き漆
(山東の家)


【施工例】
梁:杉に拭き漆
※天井仕上げは柿渋和紙
(ひとつ屋根の家)


また自然塗料の中では耐水性も高いため、

洗面カウンターや水廻りの床・壁に使う方法もおススメです。


【施工例】
洗面カウンター前壁:桧に拭き漆
収納扉の引手:杉に弁柄(黄金)着色の上、拭き漆
(ひとつ屋根の家)


現在施工中の学文殿町の家でも水廻りの床に漆を塗ります。

今回はDIYで!


さてさて、どのような仕上がりになっているのか。

お披露目が楽しみです。



2017年5月1日月曜日

休日

GWが始まりました。

気持ちのいいお天気で昨日はのんびり外出しました。

出かけた先は


前から行きたかった「熊谷守一展」

御影の香雪美術館で開催されています。

昨秋訪れたメディアコスモスで画集を見てから気になっていた熊谷守一さんの作品。

板に油彩で描かれた作品がグラフィカルで優しくとてもいい味わいなのです。



久々に歩いた御影の街も新緑が気持ちよく、いい休日となりました。





2017年4月30日日曜日

美濃の旅で


美濃での宿泊は「陽がほら」さんという古民家を改修したゲストハウスで。

残すもの、新しくするところのバランスが良く居心地のいいお宿でした。

朝ごはんのお米が美味しかったなー。





わっしょいマルシェでは、リースを作るワークショップに参加。



こういうのをパパッと感覚で作れないんですよね…。

設計士という職業柄なのか個人の性格なのか「あーでもない、こーでもない」

と随分長居してしまった気がします・・・(笑)





できあがりはこんな感じ。

ゆきやなぎ、唐松、椿、山つつじのシンプルなリース。

椿の品種は分かりませんが市場で買ったものでなく山に群生しているとか(!)

そんな光景、是非見てみたいなと思った、濃いピンクに白い斑の入ったすてきな椿でした。





















2017年4月29日土曜日

美濃の和紙

久々のブログ更新。

新しい年度が始まりバタバタしたりぼんやりしていたらあっという間にひと月経っていました。。

4月に合ったいろいろを振り返りながらまたこまめに更新していこうと思います(目標)


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さて、今日は先日訪ねた岐阜県美濃への旅のお話。

2月に岐阜へ木材を求めに行った帰り(その時の様子はこちらとこちら)
美濃に事務所を構える先輩を訪ねました。

うだつの上がる街並みの中、古い町屋を事務所にしている先輩中島さんは
岐阜で古民家の改修、調査などをし地元を盛り上げています。

お話をしながら、岐阜で作られている和紙や柿渋もいいものがあるよ。
作っている人たちも面白いよ。と興味深いお話を聞きました。

その時のお話が頭の片隅に残り、また改めて美濃へ行きたいと思っていました。


中島さんの事務所↑
通り土間が味わい深い。
左手に映っているのは活版印刷の版木。
知り合いの方に譲って頂いたとか。


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そんな時、タイミングよく4月23日に「美濃わっしょいマルシェ」というお祭りがあることを知りました。

せっかくなのでこのイベントのタイミングで!と美濃行きを決めたのです。


美濃わっしょいマルシェ、今年で3回目のお祭りだそうです。

川沿いの芝生エリアに美濃和紙で作ったガーランドやのぼり旗がひらめき

竹で作られたジャングルジムには子どもたちが群がり

こだわりの物作りをされている出店者さんが目白押しで、

とても楽しいイベントでした。


面白いな、と思ったのは主催者の方がほぼ他県からの移住者だということ。

移住先に根を張り、また違った視線で新しい風を送る。

いい形でコミュニティが広がっている印象でした。


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さて、マルシェの前日。

主催者のおひとりで、紙すきをされている千田さんの工房「大光工房」さんへお邪魔しました。



手漉きの和紙には薄手のものと厚手の物。生成りと白。無地のもの、模様の着いたもの。
様々ありました。

特に漂泊していない「生成り」の和紙に興味が涌き、落水紙を数枚、再生紙を混ぜた無地のものを数枚購入しました。新事務所の障子に貼る計画。

生成りの和紙は漂白したものより丈夫で、使っていくと新しい時より白くきれいになっていくそう。

大光工房さんも今後は生成りの紙に絞って紙すきをされていくとのこと。

つくりたい物だけをつくる、というのは難しいことも多いと思いますが

やはりそれだけ思い入れのある和紙なのかなという印象を受け、より興味が涌きました。

木材もそうですし、時間が経って美しくなるというのは本物の素材の持つ特徴のような気がします。




↑紙の原料は地元で取れる楮(こうぞ)
この枝を水に浸し、蒸して皮の部分を使い
紙を漉きます。



和紙、特に障子紙などは破れてしまう事も多く「張り替えるもの」というイメージですね。

そこに高価な手漉き和紙を使う意味があるのか?そういう疑問にも自分なりの答えが出せるようまずは使って検証してみたいと思います。

素材に対してはやはり使ってみることが一番ですから。

ですが一方で、純粋にこの落水紙はとても美しく見たら無条件に「使ってみたい!」と思わせる魅力的な建材でもあるのです。

少量だけどこかポイントに使ってみるという手法も同時に考えてみたいと思います。

どのような紙なのかはまた後日ご紹介しますね。




↑工房にいた大人しくかわいい猫、クミンちゃん