2014年10月14日火曜日

ヨドコウ迎賓館-夜





先日訪れたヨドコウ迎賓館。
たまたま竣工90周年記念で夜間見学ができるということ。
別の日に改めて訪ねてみました。
大谷石のレリーフが照らされてなんだかとってもエレガント。
正直ちょっと照明が明るいな、と思ったのだけどどうなんでしょう。
聞けば電球はLED球を入れているとのこと。
同じ照度でもやはり明るさの質が違うのかな。

2014年10月12日日曜日

ヨドコウ迎賓館-朝




先日朝ハイクした帰り、ふと思い立ち芦屋川沿いに建つヨドコウ迎賓館へ立ち寄りました。
随所に大谷石を施し、どっしりと重めのライトの建築ですが、
六甲山の緑と芦屋川の川音が四方から溢れこみ静かで爽やかな空気が満ちていました。
身近に名建築があるってとても恵まれていること。

2014年10月8日水曜日

朝ハイク



気持ちのいい朝、思い立って山へ。
登って下りても午前10時半!
一日が長くて得した気分です。

2014年10月7日火曜日

実のなる樹




すだちが豊作。
さんまに添えるだけでは追いつかないのでお酢のかわりにあらゆる料理に使っています。
庭に実のなる樹があるということはやはり豊かです。

2014年10月6日月曜日

合掌の家




飛騨高山のオークヴィレッジさんが阪急梅田店で展示会をされてたので出かけてきました。
目的は仮設住宅のモデルとして提案されている「合掌の家」
実物大の展示があるということでその空間を体感したかったのです。
美しいA型フレームは内側に入ると包まれる感じがとても心地良かったです。
仮設でも(いえ、だからこそ)「住まい」に心地よさは必要条件です。
この「仮設住宅」は合掌部分を引き上げ2階建てにし「復興住宅」とすることができます。
制約のある中で美しいもの、永く使えるものを提案するということ。
とても勉強になりました。

2014年9月10日水曜日

護り神



石垣島旅行から足をのばして竹富島へも行きました。
魔除けとして屋根や石塀の上に鎮座する表情豊かなシーサー君たち。
お魚くわえた子もいましたよ。
屋根上シーサー君の後ろ1.5m、その下にお仏壇が置いてあるそうです。


2014年9月9日火曜日

夏の終わりに





石垣島へ。
目に映るたくさんの青に心から癒されました。


2014年9月4日木曜日

住宅医スクール



今、日本の住宅は7軒に1軒が空き家になっている状況です。
そして住宅業界では、新築するより「あるものを手入れして使いましょう」という流れがおこっています。
表面だけのお化粧直しでなく根本的な問題を解決し、建物の寿命を延ばす設計ができるよう
昨年から一般社団法人住宅医協会が主催する住宅医スクールの講義を受けています。
住宅医スクールは既存住宅の調査・診断・改修についてかなり専門的に学ぶ場。
毎回いっぱいになりながら講義を受けるのですが、
どういう訳か先週末の講義では関東学院大学の中島正夫先生に受講生を代表し質問をする役をおおせつかりました。
中島先生は木造建築物の劣化研究を専門にされているとっても偉い先生です。
「何を質問したらいいんだろう・・・困ったな・・・」という気持ちと
「何事も経験経験」という気持ちを半分ずつ抱えながら30分強の質問タイムが終了。
結果的にはとても良い時間になり(これは中島先生のお力によるところが大きいのですが)経験値をひとつ上げることができました。


(緊張した~)



2014年7月24日木曜日

【五番町の家】-兵庫県西宮市


【五番町の家】

築35年の小さなマンション。

住まい手は70歳にさしかかった仲の良いご夫婦です。

***

所在地:兵庫県西宮市

延床面積:68.86㎡
(内、施工床面積:60.46㎡)

***

施工:株式会社 藏家

家具・台所工事:oguma LLC




【畳ベンチを配した茶の間】









【台所を家の真ん中に









【障子の向こうはご主人の趣味の部屋】









【土間を拡げた玄関 「いらっしゃいませ」のしつらえ】









【くるっと曲線を描く手摺とデッキスペース】

















2014年7月23日水曜日

木のマンションリフォーム【五番町の家】 昼と夜をつなぐ灯り



住宅の設計で間接照明はあまり使いたくないと思っていました。
むかし店舗設計をしていたからか必要以上に「色気」が出てしまう気がして。
なのに五番町の家ではLDKの端から端まで片面の壁には間接照明が(笑)
これにはいろいろな理由があるのですが、一番の理由はマンションの構造的な理由。
このマンションは天井裏が無くスラブに直接クロスを貼っていました。
配線用の配管も天井に埋めこまれていたので位置を動かせない。
新しく穴を空けるのはコストもかかるし大きな音がして近隣のストレスとなります。
なので天井はさわれない(泣)
そこで壁から天井全体を面で照らすよう間接照明を仕込みました。
ちょうどカーテンボックスを兼ねることもできてスッキリ
使った照明はコイズミのLED照明(AL35594L)
通常の灯りは電球色(あたたかみのある赤い光)を選びますが
間接照明は少し白っぽい光の方が住宅にはちょうどいいと思います。
(若い家族の住まいならもう少し赤い温白色AL35593Lでもいいかもしれません)
思いがけず良かったのは夕方少し暗くなりかけた時、
この間接照明だけを点けると昼と夜をつなぐちょうどいい灯りになること。
もう少し暗くなったら電球色のペンダント照明を足し夜の準備をする。
さらにお休み前は間接照明を消し電球色の灯りだけでゆっくり寛ぐ。
そんな風に灯りの色を使い分けていただいています。

2014年7月22日火曜日

木のマンションリフォーム【五番町の家】 いらっしゃい




玄関の改修は当初予定していませんでした。
でもここは家の中でとても大事な場所。

「いってきます」「いってらっしゃい」
「ただいま」「おかえり」
「こんにちは。お邪魔します」

始まりと終わりの場所は気持ちよくありたい。
五番町の家の玄関は改修前半畳ほどの玄関土間に靴が溢れていて
窓もないのでなんだかとても暗く、気になりました。
お話を聞くとやはり住まい手さんも玄関には不満がいっぱい。
でも改善できるとは思ってなく諦めていたようです。
廊下の一部を玄関土間に拡げ、上がり框をL型に回す。
それだけで「いらっしゃい」という空気が生まれます。
上がり框は石川県の沢田欣也さんにお願いし漆を塗ったタモ材。
年配のご夫婦のお宅に相応しい落ち着いた色味に仕上がりました。

2014年7月21日月曜日

木のマンションリフォーム【五番町の家】 台所が大事




始まりはずっと使っている小さな台所を改修したいという思いから。
お料理が得意な奥さん(60代)は
「あと何年お台所に立てるかなって考えたら早く新しいキッチンが欲しくなって・・・」
と、おっしゃいました。
その気持ちなんだかとても良く分かります。
私も「台所」という場所が大好きです。
なので今回の改修ではキッチンをまず心地よくすることを大切に、
スペースを拡げ家の真ん中に据えました。



真ん中の作業台は高さをH700まで抑え座っても作業できるようにしました。
台所に一日いたっていい。
そんな風に思ってもらえれば。

2014年7月20日日曜日

木のマンションリフォーム【五番町の家】



ホームページを立ち上げてから随分たってしまいました。
そんなことになるだろうと予想はしていたけど・・・ちょっと落ち着いてきたのでこれから少しずつ更新していこうと思います。
まずは春に工事をしていたマンションリフォームのことを。
築35年の小さなマンション。
住まい手は70歳にさしかかった仲の良いご夫婦です(つづく)