2015年12月24日木曜日

金沢で食べたもの


金沢に住みたい・・・
と思わせるほど美味しいものがいっぱいでした




噂には聞いていましたが
回っていても本当に美味しかった

ぶりとろ







今回の旅の目的の半分はこのため

期間限定

蟹めん(金沢おでん)







お上品な金沢の人も
餃子の魅力には適わない

「焼く」というより「揚げる」
ホワイト餃子




餃子のお供は
漬け盛り

すごく相性が良くてビックリ



この他に美味しいお酒も手に入れて
お財布を空っぽにして
帰りました(笑)







2015年12月23日水曜日

金沢で見たもの




金沢海みらい図書館

期待以上に居心地のいい空間でした
普段触れる建築の世界と対局ですが
だからこそ惹かれる




欣也さんのお宅の式台

どーんと大きな1枚板を使わない
愛らしい納め方。
この作り方はどこかで真似したいな。






野村家住宅
障子越しの光と漆塗りの共演
艶っぽいけど上品


写真は撮れなかったのですが
鈴木大拙館の展示室にある漆塗りの置き床も
吸い込まれるように美しかったです





石情報の収穫
福井県の笏谷石(しゃくだにいし)

大谷石と同じ凝灰岩ですが
もう少し青味がかっていて好みでした。




2015年12月22日火曜日

しましまの研修旅行(漆のお勉強)


浜松のM邸で一部漆塗りのフローリングを張ります。 

予算を抑える目的と久々に自分で塗って再度勉強しようと思い、
いつもお世話になっている漆職人の沢田欣也さんのもとを訪ねに
石川県の小松市に行ってきました。

漆、一般の方に馴染みが深いのはお椀やお盆などの漆器でしょうか。
建築の内装に使うというと皆さん驚かれます。

でも昔から建築に使われている天然の塗料なんですよ。
保護力も強いし(紫外線には弱い)
空間に品を与えてくれるので気に入っています。




↑生漆(きうるし)
1シーズンに1本の木から200mlしかとれないそう。
大事に塗らねば!



直接生漆を塗ってもいいのですが
今回は弁柄で着色し赤味を差します。

弁柄は粉末なので柿渋で溶いて塗ります。
どこまでも材料はシンプルに。
この段階では赤が強いですが漆を塗ると茶が入り
落ち着いた色になります。




師匠の指導を受けながらヘラで塗った漆を拭き取ります。
この方法を拭き漆(ふきうるし)といいます。

ご承知のように漆は肌に触れるとかぶれます。
かぶれを甘く見てはいけません。
ひどいと、ただれて熱まででるそう。
布手袋+ビニール手袋+軍手
の3枚を重ね厳重に肌を守ります。

塗った後は乾燥。
漆は湿度がないと乾きません。
ふしぎですね。
お部屋の湿度を60%以上に高め乾燥させます。
この工程を3回繰り返して終了。



どうでしょう?
自分で言うのもなんですが
きれいに仕上がったと思います。

塗りながら色の美しさに魅了され何度も
「きれいだなぁ」と言葉が漏れました。

建築に使う漆の魅力、
ひとりでも多くの方に知ってもらいたいです。







2015年12月17日木曜日

大工に求められるセンス



常々、大工さんにはセンスが必要だと感じています。
設計図書で指示しきれないような細かい部分をセンス良く納めてくれると
とても助かります。

今現場でお世話になっている棟梁は
そういったセンスとはまた違う意味で抜群にセンスのいいひと。


↑これ。


「寝室だからハートの埋め木にしておきました」
と、棟梁。

こういうユーモアのセンス、大好きです。

住まい手さんが夫婦喧嘩をした時もきっと
この埋め木が仲直りをさせてくれるはず!
と、そんな妄想まで膨らませてしまいました(笑)


でもこのひと手間で各段にいい家になったのはたぶん間違いない。
大工さんに求められるセンスとは案外こちらのセンスなのかもしれません。


※埋め木というのはあまりきれいでない節の部分を切り取り
同じ木、もしくはアクセントに異なる木で「埋める」ことを言います。
節の跡だけでなくビス止めした部分を埋め木で隠すことも。
埋め木の跡が分からないよう木目や色目を揃えたり
ちょっとした大工さんの腕の見せ場なのです。





2015年12月1日火曜日

餅まき

上棟式。
無事棟があがったことに感謝し、
今後の工事の無事をお祈りします。

上棟式は棟梁の采配で行われ
地鎮祭より地域、施工者による特色が出るなぁと思いました。





建前二日目の16:30、現場を片付けて上棟式。
この日のために新設された祭壇が気持ちよいです。


「千歳棟~、万歳棟~、永々棟~」(※)
の掛け声とともに棟梁がかけやで棟木を叩く
あの儀式が無かったなぁ。

(※千年、万年、永遠にこの家が残りますようにという掛け声
気持ちがピリリと引き締まり個人的に好きな儀式です)


その代わりというか・・・「餅まき」!


実はわたし餅まきビギナーで初めての餅まきでした。







もう、すっごい熱気!!
子どもたちがキャーキャー楽しそうにお菓子やお餅を拾っている合間に
ドスの効いたおじさまの声で
「おら!こっちもっとまけ!!」
みたいな野次が入って・・・(笑)

終始圧倒されました。
いやいやこれは楽しいイベントですね。