2017年1月31日火曜日

リサイクルって?


リサイクルショップと言われるお店へ行って来ました。

イメージと違ってずっと整理された店内。


照明もピカピカで

置いている商品も新品みたい。




洗濯機もちょっと型落ちしたものが1万円台で販売されていましたよ。


学文殿町の家にある家具や家電も買い取ってくれるのかな??


店員さんに尋ねると、

基本的に生産されて(もしくは購入して)

10年未満のものが買い取り対象だそうです…。



残念。


あの家にある物は新しいものでも20年前の物^^;


どうりで新品同様に見えるはずだ、

と妙に納得してしまいました。


でも、家具なんて古い物の方がしっかりしているのにな。

なんかちょっと腑に落ちない気もしたり…。






2017年1月30日月曜日

「改修」を改めて考える


先週末は久々に住宅医スクールの講義を受講しました。

住宅医スクールは建物の改修ノウハウを学べる場。





改修はその建物ごと、直し方が異なります。

経験を積み、日々知識を蓄えていくことが大切。


新築するよりずっと難易度が高いのですが、

人口が減っていき、空き家が増えている現状

今ある家を利用して

安全(耐震、劣化対策)

快適(温熱改修)

心地いい(間取りの変更)

家へお直しして使うこともひとつの選択肢です。








2017年1月27日金曜日

頑張って!


非常勤講師でお勤めしている専門学校。

2年生の最後の授業が終わりました。






これから社会へ飛び出す若者たち。


伝えたいことはたくさんあるのだけど

気の利いたことは何も言えず・・・。


説教臭くなるよりはいいか!

と開き直り(笑)



でもまぁ可愛い教え子たちです。



いつか立派な大工になって

一緒にお仕事しましょう!



















2017年1月26日木曜日

キッチンの天板


昨日ステンレスについてお話をしたので

今日は台所の天板について。


キッチンカウンターの素材は

ステンレス

人造大理石


を使うことが多いです。






ステンレスは業務用を想像させる

ハードな仕上げ。

木と合わせるとインテリア性が上がります。

頑丈なのが魅力です。






人造大理石のカウンター

色や模様は様々ですが

清潔感のある白をおすすめすることが多いです。

白だと、オープンキッチンなどで

インテリアと違和感なく仕上がる点も魅力です。



染みなどの汚れを心配される方も多いですが

汚れをすぐ拭取ればそれほど心配は要らないと思います。

カレーをこぼして1週間放置していた・・・

などという場合はダメですが(笑)









木製のカウンター

3種の中で一番お手入れが必要な素材。

でも仕上がりはとても素敵です。


お手入れ、といっても

*濡れたら水分を拭き取る

*オイルをこまめに塗る

のふたつをすればいいのです。


こだわりのキッチンになることは間違いなし。

写真のようにテーブルと一体でつくることも。



***


どの仕上げも

既製品でなくオーダーでつくることが多いです。


*1mm単位で寸法指定ができるので

プランや使う人にあった台所ができる


*余計な機能のないシンプルな台所となる


というのがその理由。



オーダーのキッチンは高いのでは?

と思われるかもしれませんが

既製のシステムキッチンも

あれこれオプションをつけると

オーダーするより高値になります。


台所に立つ時間はとても長いです。

快適な環境になるよう

普段から好みの台所について

考えてみるのもいいかもしれませんね。



ちなみにわたしは

武骨な印象が好みなので、

ステンレス派。



















2017年1月25日水曜日

錆びついたステンレス


古いステンレスシンク。

長年ほったらかしにされていたので

見事なサビが・・・




ふと思い立って

錆を落としてみる事に。






錆の落とし方はいろいろあるのですが

今回は、

クレンザー + お酢

で試してみました。




くるくると

古歯ブラシでこすって・・・

そんなに力を加えなくても

錆が落ちていきます。

気持ちいいわ~~。



【↓こちらがBEFORE】





【↓AFTER】




あきらかにキレイになっていますね。




汚れているから使えない

と考える前に

きれいにしてみることも大事かもしれません。



***


ところで、

ステンレスは錆びないのでは?

と思っていらっしゃる方、多いと思います。

確かにステンレスは頑丈ですが、

100%錆びない

のでは無く、

錆びにくい

のです。


ステンレスは鉄にクロム、ニッケルなどを加えた合金鋼。

クロムの働きでステンレスは酸化被膜という膜ができます。

これがあることで錆にくいのです。


ステンレス自体が錆びなくても、

「もらい錆」と言って

他の金属と接触して錆が移ってしまうことが多いです。

空き缶やヘアピンを放置しておくと

茶色い錆がついてしまった

という経験ありませんか?

それが「もらい錆」


その場合は、ステンレス自体が錆びているのではないので

上記のような方法で

簡単に錆を落とせます。


お手持ちのやかんやたらいが錆びてしまっていたら

どうぞお試しください。











2017年1月23日月曜日

ヒノキの恵み


全国的に大寒波のようで、本当に寒いですね。

先日、ヒノキの香りの入浴剤を頂いたので今晩はこれを入れてゆっくりお風呂に入ろうかと。




なんと、熊野産ヒノキ100%のエッセンシャルオイルを使用とのこと。期待値が高まる!


ヒノキは昔から浴槽などに使われ、私も壁や天井にヒノキの板を使います。


殺菌作用があり清潔感のある爽やかな芳香があります。


ヒノキのお風呂なんて憧れるけど、カビが生えないか心配…とおっしゃる方もいらっしゃいますが、経験上、1日の終わりに水気を拭いて窓を開けて換気をすればキレイな状態を保てます。

1日の疲れを癒す浴室。
まずはお風呂の蓋や風呂桶など、小物からでも木の癒しを加えてみてはいかがですか?










2017年1月22日日曜日

庭木の避難


学文殿町の家

改修工事の際に足場を建てるため

既存の植栽が傷んでダメになってしまう可能性も。





庭師さんにお願いし

玄関先のヤマブキと

こちらのロウバイを

安全な場所へ移してもらうことに。


***


ロウバイの花




ちょうど見頃です。


淡い黄色で花びらの質感が

蝋細工のようだから

蝋梅(ロウバイ)

 
もう一説には

臘月(旧暦の12月)のころに咲くので

という説もあるそうです※


お花からはとてもいい匂いがするんですよ。



家のことばかりで

まだ庭について考えがまとまっていない

というのが正直なところ。





荒れ果てた庭。


雑草たちは冬の間に、

できれば足場が建つ前に、

掘り起こしておく方がいいんでしょうね・・・。













2017年1月21日土曜日

ロフト空間の魅力


設計する家に

「ロフト」

を設けることが多いです。


屋根の架構(小屋組み)を見せたいので

必然的に2階の天井を張らず

余剰空間をロフトにするのですが、

単純にこの秘密基地のような空間が

好きなのも理由です。


そして

住まい手さんも

ロフトの提案をすると皆さん

好意的に受け取ってくださいます。




しかし、ロフトに期待することは

家族の間で微妙に違いが。


奥様は

季節の荷物などを仕舞う収納として


ご主人は

自分だけの隠れ家として


子どもたちは

上ったり下りたりする遊具として


ロフトはいろいろな使い方ができるのです。



さて、年末お邪魔した

山東の家、Mさんのおうち





こちらのおうちには

2つのロフトがあります。

上の写真は一番上のお兄ちゃんの部屋
(竣工時の写真)

わずか4畳ですが

ロフトがあるので狭さは感じません。

このロフト空間、

お邪魔した時には

R君の好きなものがきれいに並んでいて

本当に秘密基地と化していました。


(よしよし、思い描いていた使われ方)


と心の中でニンマリ。


***


そして、

同じ日に伺った

ひとつ屋根の家、Aさんのおうち。


こちらはご両親のお宅にロフトがあります。






じゃーーん!

なんと!

お父様のシアタールームに!!


なんて快適そうなんだろう。


物置になっているかな?

と思っていたので

これは嬉しい想定外でした。


***

ロフト

階や面積に算入されない

小屋裏空間は

最高天井高を

1.4m以下に抑えないといけません。


また、

断熱性能の高い家でも

熱気が溜まり夏場は少々暑いです。

(換気扇などを設けると多少改善します)

(逆に冬はあたたかい)



いろいろ制限がありますが、

それでも魅力的な

「ロフト」

ぜひぜひおススメです。
















2017年1月20日金曜日

キウイ


小さなキウイを頂きました。





スーパーで見るものの2/3くらいのサイズ。

なんだかめちゃめちゃ可愛い。



後輩GAGAさんのおじい様作。

自家製野菜を上手につくるスーパーお爺さんです。

(会ったことないけど)




キウイが生っているのを

一度だけみたことがあります。


しかもそれはあるお宅の玄関に生っていました。

玄関横のそで壁から庇にかけて

もさもさと多い茂り、

たわわにキウイが生っていたのです。


なんだか楽しいなぁと

そんな風に思ったのを覚えています。

家に入る度、出掛ける度、

キウイフルーツの下をくぐるなんて(笑)



キウイってつる性の植物で

案外簡単に育つそうですよ。


いつか挑戦してみようかしら。















2017年1月19日木曜日

大工がいなくなる?!


ちょっと乱暴なタイトルですね。

正確には、

「木を扱える技術力のある」大工

と言えばいいのかもしれません。


日本の大工技能は

世界基準でみても

とても優れたものだと聞きます。

海外の大工さんにお会いしたことが無いので

その真偽は分かりませんが、

普段お仕事でご一緒する大工さんの技術は

それはそれは素晴らしいものです。






しかし、

大工の数は年々減っており

しかも

若い大工さんが育ちにくい環境になっている

という現実があります。


現場で聞く話も

非常勤でお世話になっている専門学校で聞く話も

これからの大工の在り方を心配する声が多いのです。


木造設計者としては、

木造ができる大工さんがいなくなるのは

死活問題です・・・






そんな中

こんな資料を紹介頂きました。

「大工技能者育成に向けた提言」


とても興味深いです。


去年お仕事をご一緒した

石牧建築の石牧さんに教えていただきました。

現役大工であり、経営者でもある石牧さんが

「実態調査がかなり明確」

と仰っていたので

少し勉強してみたいと思います。


実態を知り、

引出しをひとつ増やしておく。

いつか何かの役に立つかもしれません。



資料の内容は

またブログでご紹介できればと思います。















2017年1月18日水曜日

改修前のいえびらき③


後半戦のはじまり。

(別に戦いではないのですが)




仲が良く、趣味もいいTさん夫妻

ご主人はレコードを2枚、

奥様は花器を5つ。


***

このイベントの良かったことの一つに

祖父母と私の間を

第3者の方が繋いでくれたことがあります。



Tさん(夫)が選んだレコードをきっかけに

クラッシックに疎い私も

アイザックスターン(ヴァイオリニスト)


メンデルスゾーン(作曲家)

を知り、

後日youtubeで聴いてみました。


恐いイメージの祖父は

こんな音楽を聴いていたんだなぁ

など思いながら。


また、生け花などやらない私は

大量にあった花器も持て余していましたが

Tさん(妻)が

「これにお花を活けるのが楽しみ」

と仰ったのがひっかかり

いくつか手元に残しておくことに。


改修後、自己流でもお花を活けてみようと思います。








こちらもお世話になっていますTさん

カメラのパーツ等をお持ち帰り。

土壁の家の設計を得意とされているTさん。

土壁のデータが取れたと喜んでいらっしゃいました。






今回一番の大物をもらってくれたのは

設計仲間のI君

この茶箪笥、私もお気に入りです。

お嫁入り先があってよかった。








ご近所のお兄さんであり、

マンションリフォームの巨匠Kさんは・・・

火鉢!

「紫檀(ローズウッド)や!」

と気に入っていただけました。

さすが木に目が無い方です。


***

火鉢はもうひとつあり

そちらもお嫁入り先が決まりました。

どちらもお子さんのいる家庭。


最初、火鉢はひとつ手元に置いて自分で使おうか

とも思っていました。


でも、小さな子たちが

火鉢という道具に触れてくれる

それはとても大きなことのように思え

お譲りすることにしました。


火のある生活はとても豊かです。

安全でないことも含めて

いろんなことを学んでもらえると嬉しいです。






Iさんは彼女らしい小さなもの。

左端の猫ちゃんは

祖母が指輪をかけて使っていた置物。

そしたらなんと・・・





Iさんも同じように使ってくれていると

写真を送ってくださいました。

なんだかとても嬉しいです。







そして・・・

いえびらきに参加いただいたF先輩からのご紹介で

後日、神戸のマダム達が古家へ・・・!


右のTさんは布で様々なものを作る作家さん

それで着物や帯を見に来ていただいたのです。


お着物やお茶、お花などに通じている先輩方。

私の知らないことをたくさん教えて頂き

とても勉強になりました。


***


あと嬉しかったことが。

同年代の友人知人たち(私もふくめ)が

見向きもしなかった祖母の刺繍作品を

とても気に入ってくださり

たくさん持ち帰ってくださったのです。


あくまでも趣味のものだから

処分するつもりでいましたが

それでも褒めてくださり

ご自宅へ連れ帰って頂いたのは

とても嬉しい事でした。






最後は後輩のGAGAちゃん。

みなさんその人らしいものをチョイスし、

それを見るのも楽しかったのですが

彼女が一番「らしい」ものを。


古いペンチとニッパー(笑)

グリップの所にゴムがついていない

のがいいそうです・・・


***


そんなこんなで

当初の予定を1時間オーバーして

店じまい。


結果24名の方に来ていただきました。

初めての試みでしたが

こちらが得るものもとても多く

なかなかいいイベントでした。