2015年12月22日火曜日

しましまの研修旅行(漆のお勉強)


浜松のM邸で一部漆塗りのフローリングを張ります。 

予算を抑える目的と久々に自分で塗って再度勉強しようと思い、
いつもお世話になっている漆職人の沢田欣也さんのもとを訪ねに
石川県の小松市に行ってきました。

漆、一般の方に馴染みが深いのはお椀やお盆などの漆器でしょうか。
建築の内装に使うというと皆さん驚かれます。

でも昔から建築に使われている天然の塗料なんですよ。
保護力も強いし(紫外線には弱い)
空間に品を与えてくれるので気に入っています。




↑生漆(きうるし)
1シーズンに1本の木から200mlしかとれないそう。
大事に塗らねば!



直接生漆を塗ってもいいのですが
今回は弁柄で着色し赤味を差します。

弁柄は粉末なので柿渋で溶いて塗ります。
どこまでも材料はシンプルに。
この段階では赤が強いですが漆を塗ると茶が入り
落ち着いた色になります。




師匠の指導を受けながらヘラで塗った漆を拭き取ります。
この方法を拭き漆(ふきうるし)といいます。

ご承知のように漆は肌に触れるとかぶれます。
かぶれを甘く見てはいけません。
ひどいと、ただれて熱まででるそう。
布手袋+ビニール手袋+軍手
の3枚を重ね厳重に肌を守ります。

塗った後は乾燥。
漆は湿度がないと乾きません。
ふしぎですね。
お部屋の湿度を60%以上に高め乾燥させます。
この工程を3回繰り返して終了。



どうでしょう?
自分で言うのもなんですが
きれいに仕上がったと思います。

塗りながら色の美しさに魅了され何度も
「きれいだなぁ」と言葉が漏れました。

建築に使う漆の魅力、
ひとりでも多くの方に知ってもらいたいです。







2015年12月17日木曜日

大工に求められるセンス



常々、大工さんにはセンスが必要だと感じています。
設計図書で指示しきれないような細かい部分をセンス良く納めてくれると
とても助かります。

今現場でお世話になっている棟梁は
そういったセンスとはまた違う意味で抜群にセンスのいいひと。


↑これ。


「寝室だからハートの埋め木にしておきました」
と、棟梁。

こういうユーモアのセンス、大好きです。

住まい手さんが夫婦喧嘩をした時もきっと
この埋め木が仲直りをさせてくれるはず!
と、そんな妄想まで膨らませてしまいました(笑)


でもこのひと手間で各段にいい家になったのはたぶん間違いない。
大工さんに求められるセンスとは案外こちらのセンスなのかもしれません。


※埋め木というのはあまりきれいでない節の部分を切り取り
同じ木、もしくはアクセントに異なる木で「埋める」ことを言います。
節の跡だけでなくビス止めした部分を埋め木で隠すことも。
埋め木の跡が分からないよう木目や色目を揃えたり
ちょっとした大工さんの腕の見せ場なのです。





2015年12月1日火曜日

餅まき

上棟式。
無事棟があがったことに感謝し、
今後の工事の無事をお祈りします。

上棟式は棟梁の采配で行われ
地鎮祭より地域、施工者による特色が出るなぁと思いました。





建前二日目の16:30、現場を片付けて上棟式。
この日のために新設された祭壇が気持ちよいです。


「千歳棟~、万歳棟~、永々棟~」(※)
の掛け声とともに棟梁がかけやで棟木を叩く
あの儀式が無かったなぁ。

(※千年、万年、永遠にこの家が残りますようにという掛け声
気持ちがピリリと引き締まり個人的に好きな儀式です)


その代わりというか・・・「餅まき」!


実はわたし餅まきビギナーで初めての餅まきでした。







もう、すっごい熱気!!
子どもたちがキャーキャー楽しそうにお菓子やお餅を拾っている合間に
ドスの効いたおじさまの声で
「おら!こっちもっとまけ!!」
みたいな野次が入って・・・(笑)

終始圧倒されました。
いやいやこれは楽しいイベントですね。





2015年11月30日月曜日

上棟


先週末、キリリと晴れた青空のもと浜松のM邸が上棟しました。



背面に山を背負う自然に囲まれた環境。
なるべく控えめなプロポーションになるよう模型や立面で何度も検討しました。





構造材はすぐ近くの山から採られた天竜材。
これ以上ないほどの地産地消。

材は㈱フジイチさんから。
とてもきれいな材をいれていただきました。




室内から。

この眺めが今回一番好きな場所です。










2015年10月13日火曜日

働く母



中学生の時からの親友まさちゃんにお仕事のお手伝いをお願いすることになりました。
週一で設計の補助や事務仕事や西久保の話し相手をしてもらいます。

下は2歳から7歳まで、3人のお子のママさんである彼女。
1日、1週間の流れを聞いてどういう働き方ができるのかをミーティング。


分かっていたようで分かっていなかった母の日常はホント忙しいのですね。
お互い初めてのことですが、まぁボチボチと。
週一回の数時間が良い時間になれば、ね。


2015年10月12日月曜日

お台所

現場でキッチンの打ち合わせ。




家づくりの中で台所周りを考えるのが一番楽しいです。
台所に限らず機能があるスペースが好きなのかもしれません。
使う人のくせや好みを観察しながら気持ちよく台所仕事ができる「機能」を盛り込んで。


今回は打合せ用に大工の西くんがすごく本格的な簡易キッチンカウンターを作ってくれました!

おかげで住まい手さん、高さも広さもとても分かりやすかったみたい。








2015年9月26日土曜日

裸の大将 ゆかりのお宿


父の古希のお祝いに群馬県の上牧温泉へ行ってきました。
元気に毎日楽しんでくれていることが何より有難いことです。

上牧温泉の辰巳館というお宿を気に入って家族で何度か利用しています。

山下清さんゆかりのお宿で大浴場にはガラスモザイクでつくられた画伯の壁画があります。
とても可愛いですよ。
何にもなくて静かなのもいいし、とても美味しいおにぎりが食べられるのが私たちのお気に入りpoint!
裸の大将も食べてたのかも…と思うと余計に美味しく感じます。
繁忙期を外すと意外にお安く泊まれたり、おすすめのお宿です