かれこれ1年半ほど通っている金継ぎ教室。
まだまだ練習中ですが
欠けたり割れた器が蘇るのは
本当に楽しい作業です。
今日は金継ぎの工程の終盤。
継いだ器に銀を蒔く(まく)工程。
まずは赤い漆を継いだ跡の上をなぞるように塗ります。
これはこの後蒔く銀の接着剤です。
赤い漆を使うのは
銀がきちんと乗っているか
鮮やかな色がついている方が分かりやすいからです。
銀が沈んでしまわないよう
薄く塗るのがポイント。
こちらが銀紛。
金継というと金のイメージが強いですが
金はかなりお高いので銀で。
(ちなみに金粉の価格は8000円/gほど)
これが銀蒔きをした状態。
この状態で室(むろ)に入れて
乾燥させます。
漆は湿気が無いと乾かない
特殊な塗料(であり接着剤)。
室(むろ)という湿度の安定したお部屋で乾かします。
「お部屋」といっても
実はプラスチックの衣装ケース(笑)
プラケースの中に金継ぎした器と
塗れ雑巾を入れておけば
湿気で漆が乾きます。
この後、「紛固め(ふんがため)」といって
生漆で銀を定着させる作業をし、
最後に表面を磨いて完成!です。
漆の世界、とても面白いです。
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