2017年2月5日日曜日

金継ぎ

かれこれ1年半ほど通っている金継ぎ教室。

まだまだ練習中ですが

欠けたり割れた器が蘇るのは

本当に楽しい作業です。






今日は金継ぎの工程の終盤。

継いだ器に銀を蒔く(まく)工程。


まずは赤い漆を継いだ跡の上をなぞるように塗ります。

これはこの後蒔く銀の接着剤です。

赤い漆を使うのは

銀がきちんと乗っているか

鮮やかな色がついている方が分かりやすいからです。


銀が沈んでしまわないよう

薄く塗るのがポイント。





こちらが銀紛。

金継というと金のイメージが強いですが

金はかなりお高いので銀で。

(ちなみに金粉の価格は8000円/gほど)






これが銀蒔きをした状態。

この状態で室(むろ)に入れて

乾燥させます。

漆は湿気が無いと乾かない

特殊な塗料(であり接着剤)。

室(むろ)という湿度の安定したお部屋で乾かします。


「お部屋」といっても

実はプラスチックの衣装ケース(笑)

プラケースの中に金継ぎした器と

塗れ雑巾を入れておけば

湿気で漆が乾きます。



この後、「紛固め(ふんがため)」といって

生漆で銀を定着させる作業をし、

最後に表面を磨いて完成!です。


漆の世界、とても面白いです。





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