昨年から進めていた
空き家改修のプロジェクト。
いよいよ工事着工まであと一歩のところまできました。
前から考えていたことに
「改修前のいえびらき」
がありました。
築57年の古家
和でも洋でもない、
昭和30年代の空気を色濃く残した家。
改修する前に興味のある方に見てもらえたら、
そんな風に思っていました。
実は戦後の住宅で築50年以上の物件は
あまりお目にかかる機会がありません。
改修物件で多いのは築40~20年くらいの家。
恐らく5、60年経っている家は
建替えられるか売られることが多いのだと思います。
兵庫県西宮市に建つこの家は
もちろん1995年の阪神淡路大震災を経験しています。
2階は地震後放置していたため
このような土壁のひび割れも残っています。
また、蟻害の跡も床をめくってお披露目する計画。
いいところも悪いところも
すべて見てもらえたら、と。
しかし、
ただ古家をお披露目します
といっても誰も来てくれないかも・・・
と途中で不安になりました(そりゃそうです、(笑))
ということで、
家の中の荷物をお譲りする場も設けました。
改修工事の最中は
家の中を空っぽにしないといけません。
仮置きする場を確保するのも一苦労。
ある程度荷物を厳選して
あとは処分しないといけません。
それならどなたかに使ってもらえたら・・・
そんな趣旨で。
そして、年明け1月9日の日に
このイベントを決行しました。
初の試み、成功するか否か・・・
(改修前のいえびらき②に続く)
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